月曜日

肥満遺伝子は消えないのか

食糧難に備える体の基本戦略ですから、 肥満遺伝子は消そうと思ってはイケナイ遺伝子ですね。
しかし、空腹を我慢したダイエットで肥満遺伝子ができることがあり、
この遺伝子も代々受けつがれ、
消そうと思っても消えない、という報告があります。

このような遺伝子との付き合いは、
普通の人以上に「運動すること」「カロリーを減らす」努力をすることになりますが、 欧州系白人の約30%が持つFTOという遺伝子の変異形をもっている場合、
1日3〜4時間の運動を続ければその影響は現れず、
肥満を避けることができるとする米国の研究があります。
 ..... 遺伝子を持っていると、ひるまの半分は運動しろ! ですか?

食事制限も運動もなしで肥満マウスの減量に成功 ?
まだマウスの段階なので、
これが人でも有効となるかは、遠い将来のことですが ..... 。
実験では、マウスの視床下部にレプチン受容体を加えたところ、
血糖値が正常にまで低下したそうです。
( ハーバード大学(ボストン)医学部 2009年6月 )

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日本人の肥満遺伝子とその体型

肥満遺伝子とは、簡単に言えば食べたものを体脂肪に変えやすく、
体内にため込むようにする遺伝子。
京都市立病院糖尿病・代謝内科部長の吉田俊秀氏らの研究によると、
人の遺伝子は約三万種類あり、
  • 人では50を超えるタイプの肥満遺伝子がある
  • 日本人に関係する主な肥満遺伝子は3つある
3つの遺伝子で次のようなメタボでお馴染みの体型になりやすいという。
  • β3アドレナリン受容体(β3AR)→「リンゴ型肥満」になりやすい
  • 脱共役たんぱく質1(UCP1)→「洋ナシ型肥満」になりやすい
  • β2アドレナリン受容体(β2AR)→やせてひょろっとした「バナナ型」
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バーカー理論と肥満遺伝子

母親の栄養不良や痩せすぎなどが、
胎児期の栄養不足をおこし、
出生時の体重が2500グラム以下の低体重の子供は、
高率でメタボを発症する。

肥満やメタボのなりやすさは、胎児のときに決まるという。
胎児のときに、低栄養の中で成長しなければならなくなっていたことで、
燃費の良い」子ども、つまり「太りやすい体質」になる
ということ。

子供が肥満になる確率
親が肥満なら子供も肥満か?
 両親が肥満の場合 80%
 父親のみ肥満の場合 40%
 母親のみ肥満の場合 60%
 両親が肥満でない場合 10%

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肥満遺伝子は消えないのか?

次のような研究結果の報告がある。
低栄養状態で生まれた低出生体重児が大きくなって子供を産んだ場合です。
  • 妊婦のときに十分な栄養を取って胎内環境をどんなに良くしても遺伝的な影響が消えない
  • このため、娘、孫娘、曾孫娘にまで糖尿病などの成人病を発症しやすくなる。
  • このように遺伝子で受け継ぐ成人病が世界で最も多発する国は日本とのこと。(これは親世代の戦争体験に注目しているようです)
もともと、歴史的に栄養状態が良かったとは評価されない日本の食生活です。 戦後の食糧難と、続いて始まった高度成長期の飽食時代が、 日本人の体質を決定付けたのかもしれません。

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美容のダイエット・健康維持のダイエット・メタボ脱出ダイエット ... そこで、アミノ酸ダイエット・低インスリンダイエット・骨盤ダイエット・リンパダイエット・脂肪燃焼ダイエット ... 目的や方法は十人十色だけど、成功の基本は3食の食べ方。旬の野菜を食べ続けていれば大抵のダイエットは成功する、リバウンドはしない。体の中からキレイを作るためにも野菜は欠かせない。