月曜日

ミネラルが食欲を抑えてくれる

脂肪細胞から分泌されるレプチンには、食欲を抑制する働きがあるのですが、微量ミネラルが不足していると、脳の視床下部でレプチンレセプターの感受性が低下してしまいます。これがレプチン抵抗性といわれるもので、食欲の抑制ができなくなる原因の1つになっています。

レプチンレセプターの感受性低下の原因に、微量ミネラルの不足が長く続いたためとする指摘があります。
微量ミネラルとは、亜鉛Zn・マグネシウムMg・クロムCr・セレンSe、などです。

一方、わたしたちはミネラルの多くを野菜から摂取しています。
しかし、日本の農産物のミネラル減少は深刻なようで、日本食品標準成分表の1952年と2001年を比較した方がいらっしゃいます。これによると、約50年の間に、ほうれん草の鉄分が約85%減少、ニンジンの鉄分は約90%減少、みかんの鉄分が50%減少、など、鉄分に限らずほとんどの野菜・果物のミネラルが減少しているといいます。

これには、連作により世界的に耕作地からのミネラルが減少し地力が無くなっているという報告や、化学肥料で根が焼ける肥料焼けをおこし、ヒゲ根から吸収されるミネラルが少なくなることもあるようです。
また、ミネラルの苦み成分は、甘いトマトのように「食べやすく」する品種改良で落とされていくこともあります。

色や形、規格サイズなどの外観で評価されている野菜は、
手に取ったそれの本当の栄養価が表示されていない不思議な商品です。
レプチンに働いてもらうのに最低限必要なミネラルを4つ挙げておきますので、様々な食品から摂取する努力をしましょう。

亜鉛

毛髪、肝臓、腎臓など新陳代謝の盛んな細胞に多く含まれる亜鉛は、遺伝子発現やタンパク質合成に関わっていて、DNAの合成や健全な脳の維持にも関与するなど、正常な発達、性的成熟の為に必要な必須ミネラルです。
また、体内で合成されているスーパーオキサイド・ジスムターゼ(SOD)と呼ばれる抗酸化酵素の成分でもあり、現代生活では体内での消費が大きく、不足しがちなミネラルです。

コーヒーと一緒に摂ると亜鉛の吸収率が半分に、また過剰摂取は障害をひきおこし、不足すると、味覚障害、性機能障害、感染症、糖尿病の引き金になります。

【多く含まれる食品例】
卵の黄身、魚、羊、レバー、肉類、牡蠣、鶏肉、魚介類、鰯、
マッシュルーム、豆類、大豆、アルファルファ、ごぼう、ひまわりの種

マグネシウム

マグネシウムはエネルギーを作るために使われ、カルシウムやカリウムの吸収を助けます。またマグネシウムは、正常な心臓と筋肉の機能、神経機能、脂肪の代謝を助け、心臓の不整脈、高血圧、不安感を減少させます。糖代謝に関与するので、糖尿病対策として関心が多くなっています。

マグネシウムは、砂糖やカフェインの多い食事、アルコールによって消耗します。マグネシウムが不足すると、発育不全、筋肉の衰え、痙攣による運動障害、めまい、ひきつけ、嚥下障害(えんげしょうがい)ひどいときは全身の痙攣、感情の鈍麻、極度の過敏症、不安神経症、精神錯乱などを引き起こす。

【多く含まれる食品例】
チーズ、魚、肉、鮭
りんご、杏、アボカド、バナナ、玄米、もも、にんにく、ナッツ、未精製の穀物

クロム

クロムは血糖値の安定、代謝のための筋肉組織へのブトウ糖の輸送を行います。 またインシュリンの機能を改善します。
クロムの不足は心配性、疲労、ブドウ糖の不耐性などとして表れます。

【多く含まれる食品例】
チーズ、肉、子牛レバー、にわとり、乳製品
玄米、未精製の穀物、きのこ、じゃがいも、とうもろこし

セレン

日本の土壌はセレンを豊富に含んでいますが、輸入ものでは疑問視されています。不足すると、神経伝達物質のセロトニン、ドーパミン、エピネフリンの活動が混乱し機能不全や、重大なダメージを受けます。
特に高齢になると不足しやすく、老化、高血圧、動脈硬化、白内障、関節炎、筋ジストロフィー、精力減退などに有効とされています。

【多く含まれる食品例】
鶏、乳製品、レバー、鮭、魚介類、鮪
玄米、ブロッコリー、ニンニク、ブラジルナッツ、未精製の穀物、玉ネギ

■ 食事で不足する栄養素を薬用ゴーヤー100%無添加食品で :
  カプセルで苦くない 蘭山ニガウリ100% 糖素減
■ 免疫と血糖値・血圧対策にアミノ酸ドリンク :
  アンセリンとカルシノンのエッセンス
■ 生活習慣からの体の不調、その基礎知識と対策 :
  ホントナノ

美容のダイエット・健康維持のダイエット・メタボ脱出ダイエット ... そこで、アミノ酸ダイエット・低インスリンダイエット・骨盤ダイエット・リンパダイエット・脂肪燃焼ダイエット ... 目的や方法は十人十色だけど、成功の基本は3食の食べ方。旬の野菜を食べ続けていれば大抵のダイエットは成功する、リバウンドはしない。体の中からキレイを作るためにも野菜は欠かせない。