水曜日

「ぽっちゃり」考古学(1)

ポッチャリとは、自分で培うもののようです。
ポッチャリに隠れている好意のまなざしは、可愛いくて健康的という感性です。

● 女性のデブを好意的に表現するもの

デブであることの婉曲表現で、女性に対して使われる言葉。元々は肉付きのよい幼児に用いた好意的な用語だったが、最近では、幼児に対しては「肥満」とハッキリ言うことが多くなっている。これは将来の健康問題が意識されているため。
しかし、女性に対して使われる場合、健康問題よりも性的魅力にシフトすることが多く、「魅力度」を好意的に現すときの表現になっていることが多い。

※ 私はポッチャリがデブとまでは思っていなかったが、調べてみるとポッチャリはデブに含めるらしい。男のカテゴライズの単純さか ?

●男女間での定義が違っている

女性と男性では「ぽっちゃり」に対する定義に違いがある。
女性の定義のしかたにはバラツキがある一方で、男性はシンプルなのかもしれない。 男性は、テレビや雑誌でみるガリガリを基準に「そこまで細くなくても」という視点から「ぽっちゃり」と言っていることが多いようだ。言い方を変えると「ふっくらしたグラビアアイドル」という表現もある。
さらに、幾つかの条件が付く。たとえば、「かわいい」「小さい」 ..... 。

●健康体重と美容体重にある乖離

女性側で、なぜ、定義がバラつくのか。
健康体重美容体重、さらに自分が持つ器質的特徴、これらを考えたとき、 女性は自分にとって有利に働くポイントを使うようになっていく。

細身、標準、ぽっちゃり、身長にも依るがここには15kgほどにもなる幅があり、健康を重視すると「ぽっちゃり = デブ」方向になっていく。
でも、健康を考えると仕方のないこと、ポッチャリという言葉を持ち出してしまったことがマズかった、のでは? (男性編集長が持ち出したのかもしれないが)

まぁ〜、このような不確実な定義だから面白いのかもしれないし、だから、勝手に活用できる評価軸にもなります。

●「ぽっちゃり」は、感情で振られる

従来の体重やBMIなどでは数値化できない体格バランスを言っており、さらに、異性へのスキ・キライの感情で振られてしまう評価軸になっている。
もともとが、幼児に対する好意的な評価だった「ぽっちゃり」が持っている、相手を「かわいい子」と見る心がこの言葉には残されている

結果、可愛くないと感じた子に対しては、デブとの評価になりやすい。
「可愛いぽっちゃり」と、「可愛い」というフラグを立てる子もいる。可愛いを強調したポッチャリだ。「ぽっちゃり」にも色々でてきたことで差別化をしている。

●デブ・標準・やせ、それ自体が曖昧な規定

子供と接するときに、無条件に「かわいい」と感じる あの感情はどこにあるのだろうか。
数値情報では表せない豊かな自分を表現し、感じてくれる異性と出逢えること。 両者の出会いは、「ぽっちゃり」が強くしているようですね。
自分にあるポッチャリを表現すればよいのです。



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魅力的な身体は体脂肪の少ない引き締まったBODY・肥満メカニズムを知り知的に暮らす・3食を食べる・ゆっくり食べる・いろいろ食べる・真水を飲む・4食目の間食はしない・ストレスを捨てる・適度なアルコール・動き回る・食べるのは20時まで・油を工夫する・お風呂で温まる・一定の睡眠リズム ..... 半世紀に変わってしまった日本の生活環境は、親もフォローできませんでした。